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加圧トレーニングの効果を左右する!器具でかける圧力の正しい知識をチェック

加圧トレーニングが人気を集めているのは、負荷が低く短い時間のトレーニングであってもハードなトレーニングをしたのと同様な高い効果を得ることができるからです。その高い効果は、加圧ベルトという器具を装着して圧をかけて血流を制限しながら運動をすることによって生み出されています。しかし正しく圧力をかけなければその効果も得ることができません。

加圧トレーニングのメカニズムや圧力に関する正しい知識についてご紹介していますので、トレーニングを始める前に必ずチェックしておくことをおすすめします。

加圧トレーニングのメカニズム

まず加圧トレーニングとはどのようなメカニズムになっているかについて見ていきます。身体の鍛え方などにはそこまで大きな違いはありませんが他のトレーニングと大きく違う点は、腕や脚に加圧ベルトを装着して行うという点です。

ベルトを装着して適切な圧力をかけて血流を制限しながら、身体を動かしていきます。血流を制限しながら運動をすることによって酸素も行き渡らずに血の流れも悪いために、通常のトレーニングよりも多くの乳酸が排出できずに溜まっていきます。するとホルモンの分泌を管理している脳の下垂体が非常にハードなトレーニングをしていると錯覚して、その乳酸を分解するために通常時よりもはるかに多くの成長ホルモンを分泌します。

成長ホルモンは傷ついた筋肉の修復をして再生を促して筋肉の量を増やしたり脂肪を燃焼する働きや、新陳代謝を向上させる働きがあります。その成長ホルモンが大量に分泌されることによって、低負荷で短時間のトレーニングであっても、ハードなトレーニングをしたのと同様の効果を得ることができるのです。成長ホルモンは血流に乗って分泌されるものであり全身に分泌されていき、決して一部分だけに留まるものではありません。実際にベルトを付けているところはもちろんですが、それ以外の部分も効果的に鍛えることができるのです。

通常のトレーニングを軽い負荷で行うと、遅筋が使われるのですが筋肉を大きくするためには速筋を鍛えることが重要になります。加圧トレーニングでは軽い負荷でも速筋を使うことができますので効果的に筋肉を増やしていくことができます。また加圧トレーニング終了後にベルトを外すと、一気に血流が解放されて元に戻って血流が良くなります。

トレーニング前よりも勢いよく一気に血液が流れていきますので、溜まっている血管内の老廃物などもきれいに流れて排出されていきます。血流が良くなることによって血管が強くなったり、肩凝りなど血行不良による症状の改善効果を期待することもできます。

基本圧と適正圧とは

加圧トレーニングの大きな特徴となっているのは圧をかけて血流を制限するということになりますので、効果をしっかりと出すために重要となってくるのはしっかりと適切な圧力をかけることができるかということです。どれくらいの圧をかけるか、どのようなトレーニングを行っていくのかということを決める指標として基本圧と適正圧の2つがあります。

基本圧とはトレーニングをする人の目的や年齢などによって設定されている基本の圧力です。脚と腕のそれぞれに設定されていて、高齢者、中高年者、一般の人、アスリートの4つに分類されます。設定されている圧には90~130、130~160などある程度の幅が設けられていますので、その中でインストラクターがその人ごとに体調などの様々な条件を考慮して調整していきます。

適正圧とは、トレーニングをする人にとって最も適切な圧力のことを言います。適正な圧の大きさは基本圧で設定されていはいますが、その大きさは幅を持たせて設定されていますのでその中でトレーニングをする人一人一人に合わせて最も安全で効果を高く出すことができる適正な圧力というものがあり、それを指しています。適正な圧力というのは一定であるものではなく、その日の体調や筋力量、血管の状態や心肺機能など様々な条件で変化しています。そのためトレーニング時ごとにきちんとインストラクターがその時に正確な適正圧をしっかりと判断して設定することがトレーニングの効果をきちんと得るためには必要不可欠になります。

もし自宅で個人的にトレーニングを行うという場合にも、定期的にきちんとインストラクターに適正圧を見極めてもらいその圧力に設定してトレーニングを行うようにしましょう。適正圧で行わないときちんと効果が出ないということはもちろんですが、身体に良くない影響を及ぼしてしまうなどの危険性もありますので注意が必要です。

圧力設定で注意するべきポイント

加圧トレーニングにおいて圧力の設定というのは非常に重要なポイントです。きちんとトレーニングでの効果を出して安全に行うためには注意しておかなければならないポイントというものがあります。

まずは必ずインストラクターに適正圧を測定してもらって、その指示のもとでトレーニングを行うということです。適正な圧で行わないと効果も得られませんし、危険も伴います。高い圧力をかけて行った方が良いのではと思われるかもしれませんが、圧の大きさは大きければ良いという物ではありません。

その人のトレーニング力や筋力、持久力や心肺機能、血流の状態、その日の体調などによってどれくらいの圧をかけるのが適切であるのかということは変わってきます。この適正圧というのは日々変化していますので、一度測定してもらったからといって安心するのではなく定期的にインストラクターにきちんと判断をしてもらうようにしましょう。

適正圧を超えて無理して大きな圧をかけてしまうと、血流が悪くなりすぎて必要なトレーニングができなくなったり、痛みが大きくなってきちんと身体を動かすことができなくなってしまうこともあります。そうすると当然ですが効果をきちんと出すことができなくなりますので、せっかくのトレーニングが無駄になってしまいます。力が出なくなって十分なトレーニングができなくなってしまいます。

そして大きすぎる圧力をかけてトレーニングを行うと、血栓ができてしまうという危険も伴います。血流が悪い状態でいることで、上手く血液が身体の中を循環しなくなってしまうことによって静脈に血の塊ができてしまう原因になるのです。血栓ができてしまうと、最悪の場合命の危険も伴いますので適切な圧で行うということは本当に重要なことなのです。

まとめ

どれだけの圧力をかけてトレーニングをしていくか、ということは加圧トレーニングの効果をきちんと得て安全に行うために非常に重要なポイントになります。トレーニング時にかける圧の大きさは基本圧と適正圧という指標で決められています。その指標を元にきちんと資格と経験、知識をもったインストラクターによって本当に適切な圧の大きさをきちんと見極めてトレーニングを行っていく必要があります。

この適正圧というのはトレーニングをする人の年齢や目的によって違いますし、その日の体調や筋肉力、心肺機能などによっても日々変化していくものです。一定なものではありませんのでトレーニング時ごとにきちんと設定をしなおして、本当に適正な圧力をかけてトレーニングを行っていくようにしましょう。大きすぎる圧をかけることは身体によくない影響を与えてしまったり、きちんとした効果を得ることができなくなってしまう原因にもなりますので焦ることなく本当に自分にあった圧の大きさで行うようにしてください。